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足の形と靴の選び方

足の形について

まずは足のことについて記載します。

足の骨は足首から先だけでも片足で28個の骨があります。

その骨によって関節が構成され日々みなさんの体重を支えているため、容易に骨のズレや変形を引き起こします。

また、骨格が遺伝するように人の足の形も遺伝によって異なります。

まずは足の形の種類を見てみましょう。

 

足の形には種類がある!

足の形はまず遺伝的な要因によって3種類に分かれます。

後半に説明する靴の選び方の参考になると思いますので、自分の足がどのような形をしているかをチェックしてみましょう。

エジプト型

・親指が最も長いタイプ

・親指がつま先に当たりやすい

 

 

 

ギリシャ型

・人差し指が最も長いタイプ

・比較的シューズ選びに苦労しない

 

 

 

スクエア型、ローマ型

・親指と人差し指の長さが均一なタイプ

・つま先が細いタイプの靴を選んでしまうと圧迫されやすい

 

 

 

子供の靴の実態

昔と比べ遊びや環境が変化した現代においては、実に43%の小中高生が何らかの足のトラブルを抱えていると言われています。

そんな子供たちの靴の実態はどうなっているのかというと、自分の足より大きな靴を履いている子供が多いという結果が出ています。

このグラフに示す通り、足長と靴のサイズがぴったりな子供は20%しかいないと報告されています。また足長だけでなく、足囲もぴったりな靴を履けている子供となると全体の10%ほどになるとのことです。

※出典:「足育」パンフレット-足育指導資料- 日本学校体育研究連合会 足育推進員会

 

<子供の足はどんどん大きくなります>

・1~2歳:半年間で1cm
・3歳以降:半年間で0.5cm

→3歳までは3ヶ月に1回、それ以降は6ヶ月に1回は靴を確認しましょう。

 

 

靴選びのポイント

靴選びのポイントとして特に大切な要素を紹介します。

① 足のサイズに合っている

② 踵(ヒールカウンター)が硬い、しっかりしている

③ 足の指の付け根と靴の曲がる部分(フレックスポイント)が一致している

 

① 足のサイズに合っている

3つのポイントのうち、特にこれが最も重要です。

皆さんは「あなたの足のサイズはいくつですか?」と聞かれて答えられるでしょうか?

足のサイズを知ることは、快適な靴選びの第一歩です!

足のサイズを決める要素としては、大きく分けて①足長、②足囲の2つがあります。

①足長:一般な足の長さ(例:24.0cm)
②足囲(ウィズ、ワイズ):足の幅(例:3E、4E)

 

 

足長については、写真のように踵に中敷を合わせた時に中敷の先端とつま先の距離が1~1.5cm余るのが理想です(子供場合は就学児:0.5〜1cm、小学生以上:1cm)。これを捨て寸と呼びます。

捨て寸が小さすぎると靴を履いた時に足の指が前方に詰まりやすくなり、また、捨て寸が大きすぎると靴の中で足が前方へ滑りやすくなってしまいます。

 

続いて足囲についてですが、とても大切なポイントです。

足長が合っていても足囲が合っていないと足に不具合が起きやすくなってしまいます。

合わせ方としては、親指・小指それぞれの付け根が中敷の横幅に収まるのもであれば足囲が合っている可能性が高く理想的です。

足の横幅よりも中敷の横幅が小さい場合は、靴を履いた際に母趾や小趾が圧迫されてしまい、痛みを引き起こす可能性があります。

逆に足の横幅よりも中敷の横幅が大きい場合は、靴を履いた際に靴の中で足が動いてしまうため、不安定になったり靴擦れの原因になってしまいます。

そのため、足長と足囲が小さすぎても大きすぎても、足のトラブルの原因となってしまいます。

 

② 踵(ヒールカウンター)が硬い、しっかりしている

ヒールカウンターとは、靴の踵部分にある硬い芯材で、踵を安定させるためにとても重要です。

人間は歩く時にはまず踵から地面に接地し、その衝撃が足→膝→腰へと連鎖して衝撃吸収しています。

踵は丸い形をしているため不安定であり、足が不安定になることで膝や腰も不安定が連鎖していき様々なトラブルの原因になってしまいます。

ヒールカウンターがしっかりしている靴を選ぶことで踵が安定し、結果的に歩行をはじめとした様々な動作がしやすくなります。

ヒールカウンターの選び方としては、下の写真のように靴の踵部分を両側から挟んで確認します。潰れる場合は踵をしっかり固定できず、歩行に適した靴とはいえません。

 

 

  足の付け根と靴の曲がる部分(フレックスポイント)が一致している

歩く際、上の写真(骨模型)のように足を地面から離す前に最後に足の指の付け根部分を反らせながら蹴り出します。

フレックスポイントとは靴が曲がるべき場所であり、これが足の指の付け根部分と一致することが理想です。

これが一致していると、足の動きと靴の機能がマッチすることで歩きやすさに繋がります。

逆にフレックスポイントがずれてしまうと、足や靴に負担がかかり、足の機能の妨げになったり靴の劣化が早くなってしまいます。

 

 

正しい靴の履き方

① 靴の踵部分と自身の踵を合わせる

靴に足を入れたらつま先を挙げて踵を地面にトントンと数回当て、靴の踵部分に自身の踵をしっかり合わせます。

つま先部分に合わせてしまうと歩いにくさや靴擦れの原因になります。

 

② 足首が直角の状態で靴紐を結ぶ

 

靴紐は足首を直角の状態にして結びましょう。

角度が鋭角すぎると立った際に足首の固定が緩くなってしまい、鈍角になると立った際に足首が窮屈になってしまい歩きにくさの原因になってしまいます。

 

 

 

 

○靴を長持ちさせる履き方○

 
× 靴の寿命を縮める履き方×

 

まとめ

足の形について

足の形は人それぞれ違うので自分の足の形をチェック!

 ・エジプト型

 ・ギリシャ型

 ・スクエア型・ローマ型

子供の靴に関しては、3歳までは3ヶ月に1回、それ以降は6ヶ月に1回はサイズを見直しましょう。

靴の選び方について

3つのポイントをチェック!

① 足のサイズに合っている

→足長と足囲を確認しましょう

② 踵(ヒールカウンター)が硬い、しっかりしている

→ヒールカウンター部分を摘んでみましょう

③ 足の指の付け根と靴の曲がる部分(フレックスポイント)が一致している

→実際に靴を曲げてみて、足の指の付け根部分と一致するか確認しましょう

靴の履き方・使い方

履き方

・踵に合わせる

・足首を直角にした状態で靴紐を結ぶ

靴を長持ちさせるためのポイント

○ 靴べらを使う、もしくはチャック付きの靴にする

× 踵を潰して履く

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