オスグッド病(オスグッドシュラッター病)
特徴
小学校高学年から中学校くらいの成長期の子供に起こりやすいのが特徴です。
膝への負担が大きいサッカー、バスケットボール、バレーボールなどの種目に多く発症します。
太ももの前にある筋肉(大腿四頭筋)は脛骨にある脛骨粗面と呼ばれる部位に付着しています。
この大腿四頭筋は膝を曲げ伸ばしするときに重要な役割を果たしています。
スポーツ動作によって大腿四頭筋の使いすぎや、柔軟性の低下によって脛骨粗面への牽引力が増加することで、骨の隆起や剥離が生じ、痛みが生じます。
リハビリ
痛みが強い場合はスポーツ動作を制限をすることによって組織の回復を待ちながら、膝関節周囲の治療を行います。
特に大腿四頭筋の柔軟性を改善することで骨の牽引力を軽減させ痛みの改善を図ります。
また、隣接関節(体幹、股関節、足関節など)の機能を向上させ、膝関節の負担が軽減するような動作を訓練していきます。
→エクササイズの詳細はこちら(①もも前のストレッチ、②スクワット)
理学療法士が個々の患者様の状態、動作を分析し、リハビリ内容を作成していきます。
また、患者様自身でもストレッチや運動が出来るようにホームエクササイズ(自主トレ)をご提案しています。
症状には個人差があるので、医師の指導のもとリハビリを行うことが大切です。