特徴

　上腕骨外側上顆炎は物を持ったり、タオルを絞ったり、手を握る動作で肘の外側が痛くなるのが特徴です。別名「テニス肘」と呼ばれたりします。テニス肘と呼ばれていますが、スポーツ愛好家以外の主婦やデスクワーカーでも発症することもあります。

原因

　肘の外側にある上腕骨外側上顆と呼ばれる骨の突起には指、手首や肘を動かす筋肉が多く付着しており、これらの筋肉に負担が生じることにより痛みが生じると考えられています。

　指や手首、肘の使い過ぎにより痛みが生じる以外にも原因があると考えています。

　肘や手首を使う際には体幹・肩甲骨の安定性が必要であり、これらの機能が低下した状態で繰り返し肘や手首を使う動作を続けると肘への負担が増え痛みが発生しやすくなります。

　また、加齢に伴い、筋力や柔軟性の低下によって発症することも考えられます。運動前後や、長時間の作業前後にストレッチや体操をして体をケアすることが大切です。

　症状には個人差があるので、医師の指導のもとリハビリを行うことが大切です。