特徴

指の第一関節が曲がり、伸ばせなくなった状態をマレット変形と呼びます。

マレット変形には2種類の原因があります。

1つ目は伸筋腱の断裂によって生じる腱性マレット指、2つ目は関節内の骨折によって生じる骨性マレット指があります。

腱性マレット指では自力で伸ばすことは困難ですが、痛みを伴わないことが多いです。腱の断裂が生じているので指を完全の伸ばすことが出来なくなる場合があります。

骨性マレット指では腱性マレット指とは異なり、骨折していますので痛みを伴いますが、少しであれば指を伸ばすことが可能です。

治療方針

一般的には固定装具による保存療法を行います。骨性マレット指の場合は関節の脱臼を起こしてしまうため、手術療法が選択されます。

固定後、関節可動域向上や指関節の機能改善を目的に理学療法を行います。